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ポータブル電源(ANKER SOLIX C1000)と、ポータブル冷蔵冷凍庫(EENOUR TAW35)で夏を快適に!【レビュー】

最近、ポータブル電源ポータブル冷蔵冷凍庫を購入して使用してみました。

ポータブル電源 ANKER – SOLIX C1000 と、
ポータブル冷蔵冷凍庫 EENOUR – TAW35 です。

外気温29℃の日に、実際に外で使用してみました。
どのくらい使えたか・メリット・デメリット などを書き留めておきます。

もくじ

使う用途

まず先に、今回使う用途を書いておきます。

・ポータブル冷蔵冷凍庫を外で使いたい(できれば炎天下でも)
・ポータブル冷蔵冷凍庫を車内で使いたい
・外でコーヒーを淹れたい(アイスコーヒーも作りたいので氷も必要)
・高圧洗浄機を使いたい

こんなところです。

これらの用途を考えると1500Wくらいの出力が必要になります。
(ケトル 約1000W、高圧洗浄機 約1500W)

2~3万円のポータブル電源だと、ケトルや高圧洗浄機を使えるほどのW数が無いので、今回はANKER – SOLIX C1000を選びました。

ANKER – SOLIX C1000 ポータブル電源

ANKERと言えば、言わずと知れた、充電機器で世界的に有名なメーカーですね。

僕自身、持っているモバイルバッテリーの9割はANKERの製品です。
やっぱり安心感が高いんですよ。いろんなメーカーの使いましたけど。

ポータブル電源は色々なメーカーから出ているのですが、数万円~30万円くらいと高額なので、今回購入する時に「失敗したくない」という気持ちが強くありました。
なので、他に安いメーカーもある中で「ANKER」を選びました。

「SOLIX C1000」は、値引き前の価格が139,900円(税込)、セール中の価格が99,900円(税込)でした。
(運良くセール中に購入することができました)

【スペック】(公式サイトより引用)
・サイズ:約37.6 x 26.7 x 20.5cm
・重さ:約12.9 kg
・出力:1500W(最大2000W)
・容量:1056Wh(330000mAh)
・充電時間:最短 約58分(超急速充電モード設定時)
・バッテリータイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池
・カラー展開:ダークグレー、ブラック、ベージュ
(※2024年6月時点の情報です。)

結構重い!

12.9kgなので、そこそこ重いです。

公式の商品紹介の映像だと、男性が軽々と片手で持ち歩いていますが、
「いやいやいや!そんなさわやかな笑顔で軽々と持てねぇだろ!」
とツッコみたくなりました。笑

僕はBMXをやっているので、腕力や握力は成人男性の平均より強いほうだと思います。
それでも片手で持つのは結構疲れます。長い距離は歩きたくないです。

両手で持ってもそれなりに重いですね…。
筋力の少ない女性がこれを持つのは、少し大変そうです。

しかし、この「SOLIX C1000」の1つ上のグレードの製品「SOLIX F1200(Anker 757)」は、なんと19.1kgです!
それは持ち上げるのかなりキツいだろうな… と思うので、バッテリー性能と重さのバランスを考えると「SOLIX C1000」の12.9kgが良さそうだと思いました。

サイズ感

サイズは「約37.6 x 26.7 x 20.5cm」とあります。
実測してみましたが、たしかにこのくらいのサイズです。

他のメーカーで同じくらいの性能のポータブル電源と比べると、このSOLIX C1000は一回り小さいようです。

うちの車はあんまり大きくないので、車に積む際に少しでもコンパクトに積めるところは嬉しかったです。

家の中にあっても、全然邪魔にならないサイズだなと思いました。
(個人的な感想です。)

EENOUR – TAW35 ポータブル冷蔵冷凍庫

「EENOUR」というメーカーは、今まで知りませんでした。中国のメーカーのようです。
おそらくそんなに大きなメーカーではないのだと思います。

一応、ポータブル電源なども製品として出しているようです。

このEENNOURのポータブル冷蔵冷凍庫もいくつか種類があったのですが、「TAW35」という35ℓモデルを買いました。

本体を37,899円(税込み)、別売りのバッテリーを14,980円(税込)で購入しました。
(セール価格)

【スペック】
・サイズ:約71.1cmx46cmx41.1cm / 35リットル
・重量:17.6 kg?
・温度:-20℃ ~ 20℃
・電圧:100V
・消費電力:50 ~ 70W
・別売りバッテリー容量:15600mAh
・その他:2室別温度で設定可能、USBポート(タイプA)が1口あり、耐荷重 100kg、水抜き栓あり

でかくて重い

今回、「MEDIUM」サイズのものを買いました。35リットルサイズです。
「下手に小さいものを買うよりは、でかいほうがいいだろう。」なんて考えて購入したのですが、うちの車がそんなに大きくなかったので、ギリギリ積めるレベルでした。
もう一回り小さいほうがよかったな…

一応、タイヤがついているので、地面を転がして運ぶのはとてもラクです。
しかし、車に乗せたり、車から降ろしたりする作業は重くてめちゃくちゃ大変です。
本体自体がただでさえ重いので、さらにペットボトルの水や氷などを入れると本当に腰を痛めそうなほど重くなります。

外に出かけて使ってみた

ポータブル電源と、ポータブル冷蔵冷凍庫を外で使用してみました。

まずはポータブル冷蔵冷凍庫だけ

まず最初に、ポータブル電源無しの状態で、EENOURのポータブル冷蔵冷凍庫だけを外で使ってみました。
外気温は25℃くらいだったと思います。(日陰無し)

EENOURの別売りバッテリーをつけた状態で、冷蔵冷凍庫の片方を10℃に設定、もう片方を-15℃で設定しました。

しかし、エラー表示(F1)が続いてしまい、冷えなくなってしまって、入れていたアイスもドロドロに溶けてしまいました…。

一応ネットなどで調べたところ、エラー表示が出る場合は「L・M・H」のうちLかMを選ぶとエラーが解消されるとのことでした。(L・M・Hは、LOW・MIDDLE・HIGH の頭文字かな?)

そして、「L」に設定したら再度動き始めました。

「これはバッテリーのせいもあるのでは?」と感じたので、ポータブル電源(ANKER – SOLIX C1000)を購入することにしました。

追加で購入したポータブル電源「ANKER – SOLIX C1000」を使用したところ、エラー表示は出なくなりました。

EENOURの純正バッテリーは信用なりませんね…。
他にも、ACアダプターから充電できると謳っているのに全く反応しなかったりと、問題があったので返品しようかと思ったのですが、面倒なのでとりあえずこのままにしようかと思います。(14000円もしたのにな…)

ポータブル電源を使って、外でアイスコーヒーを淹れる!

「ANKER – SOLIX C1000」と 「EENOUR – TAW35」を使って、外でアイスコーヒーを淹れることにしました!

僕は大のコーヒー好きなのですが、外でBMXを楽しみながら、自分のコーヒーを淹れて飲むのが夢でした。

SOLIX C1000(電源)とTAW35(冷蔵冷凍庫)を繋いで5時間くらい外に居ましたが、氷は溶けていませんでした!
アイス(パピコ)は、少しだけ柔らかくなっていました。

冷凍の温度も-20℃で設定したのですが、実際は-13℃~ -15℃くらいにしかなりませんでした。

ちなみにアイス菓子の保管は-18℃くらいが良いとされているようです。
なので、アイス菓子を保冷するのは難しそうです。

「氷は溶けないけど、アイス菓子は少し溶ける」という感じですね。

パピコとかクーリッシュとか、そのへんのアイスは良いかもしれませんが。

ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを淹れる

コーヒーケトルも問題なく動きました!

僕が使用しているケトルは、1200W出力のものです。

300mlのお湯を沸かすのに、SOLIX C1000のバッテリーを7%くらい消費しました。

冷凍庫から氷を取り出して、コーヒーサーバーに入れ、
コーヒーケトルでドリップし、急冷式アイスコーヒーの出来上がり。

いや~、最高に美味かったです!

僕はあんまりキャンプやBBQなどに行かないので、
「外で淹れて飲むコーヒーってそんなに美味しいのかな?」と興味を持っていました。

今回やってみて、めちゃくちゃ美味しいことがわかりました。笑

食事もコーヒーも、その時の環境や気分で美味しさが大きく変わるものですね。良い体験でした。
大自然の中だったらもっと美味しかっただろうなぁ。

というわけで、ポータブル電源とポータブル冷蔵冷凍庫を使って、無事に外でコーヒーを楽しむことができました。

その他 感じたこと(ANKER – SOLIX C1000)

防水・防塵性能は無い

ポータブル電源は、基本的に防水防塵になっていないので、そこは注意したほうがいいですね。
メーカーによっては専用のカバーが売っています。ANKER – SOLIX C1000の専用カバーはありませんでした。

雨風から守りたいのと、炎天下で車内に少しの時間置いておくことも考えて、クーラーバッグを買いました。
(防水仕様ではありませんが、突然の雨避け対策程度に使います。)

熱にどのくらい耐えられるか心配

「ANKER – SOLIX C1000」のように「リン酸鉄リチウムイオン電池」が使われているものは、通常の「リチウムイオン電池」に比べて熱に強いそうです。
「リン酸鉄リチウムイオン電池」の方が発火や爆発のリスクも少ないとされています。(どの程度の違いなのか、わかりませんが。)

とは言え、もちろんポータブル電源を高温になる場所に放置するのは良くないです。
メーカーも「炎天下の車内には放置しないように」と呼び掛けています。

ただ、「熱い車内に放置したくないけど、仕方なく数十分買い物に寄りたい」というシチュエーションも考えられますよね。

これは僕が個人的に考えている対策ですが、
・クーラーバッグに入れる
・クーラーバッグに保冷剤を入れておく
・車の窓を少し開けておく

こういう風に使おうと思っています。

もちろん、保冷材の水滴の問題や、車の窓を開けることでの盗難のリスクも考えられますし、
そこまでやっても熱に対応できない可能性もあります。

あくまでも自己責任でやってみようと思っているだけなので、推奨しているわけではありません。

高圧洗浄機も使ってみた(BOSCH UA125)

僕がBMXを楽しんでいるふじみ野市のパークの床面を清掃したかったので、高圧洗浄機も購入してみました。

BOSCH(ボッシュ)の「UA125」という高圧洗浄機です。
出力は1500W。「ANKER – SOLIX C1000」で対応できるワット数です。(SOLIX C1000は、瞬間最大出力2000Wまで対応可)

家庭用の洗浄機なのでそこまで威力は期待していませんでしたが、床面の塗装がしっかり剥がれてくれました!
(もともと塗装がかなり剥がれやすい状態だったという理由もあります。)

2時間ほど高圧洗浄機を使用して、SOLIX C1000のバッテリーの消費量が64%でした。
2時間と言っても、2時間動かし続けたわけではありません。水を汲みに行ったりしていたので、実際に洗浄機を動かしていた時間は1時間~1時間半くらいだと思われます。

10m×10mの範囲を、大雑把にですが洗浄し終えることができました。

このサイズ感で、こんなにバッテリーが持つとは本当に驚きです…。

総評

「ANKER – SOLIX C1000」と、「EENOUR – TAW35」のメリット・デメリットをまとめておきます。

ANKER – SOLIX C1000のメリット・デメリット

  • 他社と比べると価格が高め
  • 操作がわかりやすい
  • 専用アプリの動作も良好で、UIも良い
  • 本体への充電が早い!
  • そこそこ重いが、一応運べる(12.9kg)
  • 近いスペックの他社製品より一回り小さいサイズ感

耐久性や、熱にどのくらい強いのか、といった部分はまだ判断できていません。

総合的には「買ってよかった!」と思っています。
やっぱり信頼のAnkerだなぁ。

ちょっと重いけどサイズ感も大きすぎなくて良いし、本体への充電も早いし、アプリとの接続や操作もスムーズだし、1500~2000Wに対応しているのでほとんどの家電に対応できる。
そしてバッテリー容量も申し分ない!

他社製品より少し割高ですが、この価格帯になるともう、高くても安心を買いたくなりますね。
オススメできる製品です。

EENOUR – TAW35 のメリット・デメリット

  • めちゃくちゃ重く感じる
  • 専用バッテリーが、金額が高い割に動作が不安定
  • ポータブル電源とつなぐと動作が安定する
  • SOLIX C1000から給電すれば一日中使える
  • 庫内の温度を2つで分けられるのが便利
  • 操作が分かりづらい
  • アプリとのBluetooth接続も、ちょっと不安定
  • アプリも若干使いづらい
  • 価格は安価
  • 持ち上げず、タイヤで転がして移動するのはラク

まず、かなり重いです。
「17.6 kg」と表記があります。専用バッテリーが1.05kgなので、バッテリーをセットすると18kg以上です。
で、中に冷凍食品やらペットボトルの水やらを入れたら、すごい重さになります…。
一般的な女性では持ち上げられないのでは?

タイヤと取っ手が付いているので、転がして持ち運ぶのは楽なのですが、車に乗せたり降ろしたりする時がヤバいです。
腰やられるんじゃないかと思いました。
せっかくのレジャーで腰痛めたら、「この冷蔵庫持っていかなきゃよかった…」なんてことになりそうですね…。


そして、専用バッテリーへの不信感もあります。

通常価格で16000円くらいする専用バッテリーを買い、取り付けましたが、本体のエラーがしょっちゅう出ました。(「F1」というエラー表示)

公式サイトにはこのように対処方法が書かれていました。

Q7.エラーコード「F1」が表示されますが、どうすれば良いでしょうか。

「F1」エラーコードは入力電圧が低い為、バッテリー保護装置が作動します。「H」モードに設定された場合、少なくとも12.4V以上の入力電圧が必要です。お手数ですが、バッテリー保護レベルを「M」モードまたは「L」モードに設定し直して試みていただけませんか。設定方法は下記となります。『設定ボタン』を3秒間長い押しして保護レベル表示が点滅したら、『設定ボタン』を押すたびにバッテリー保護レベル(H/M/L)が切り替わります。

EENOUR 公式サイトより

たしかに「L」モードにすれば動くのですが、
「めんどくせぇな…。」
というのが本音です。

ポータブル電源から給電して使用することでエラーが出なくなったので、今後はポータブル電源と合わせて使おうと思います。


この冷蔵冷凍庫(TAW35)の良いところは、庫内の温度を分けられることと、価格が安価なことですね。

冷凍ものと冷蔵ものを一緒に運べるのは便利です。
しかも、左右どちらを冷凍にするか、冷蔵にするか、というのも選択できますし、1℃単位で設定できます。

35リットルのサイズで、この性能で約38,000円(セール価格)というのは、かなり安いほうだと思います。

ただやっぱり、バッテリーへの不信感があるので、
ポータブル電源と合わせて使うつもりがない場合は、割高でも他の安心できるメーカーの製品も検討することをオススメします。
マキタハイコーキ あたりですかね。
実際には使っていないので、そっちのなら安心だとは言い切れませんが、比べてみたほうがいいかなと思います。

まとめ

ポータブル冷蔵冷凍庫の「EENOUR – TAW35」にはまだ少し不安が残っていますが、一応使えているので良かったです。
製品のクセを理解すれば、使いこなせるかもしれません。

ポータブル電源の「ANKER – SOLIX C1000」は、本当に買って良かったです。
安心感がありますね。

この2つを買ったことで、レジャーがすごく快適になりそうです。
暑い時期は氷や冷たい水、扇風機などが使えますし、
寒い時期にはヒーター・ケトル・電気毛布などを使えば快適になりそうです!

個人的には、外でもコーヒーが楽しめるようになったのがめちゃくちゃ嬉しいですね!

ポータブル電源を買う際は、自分が使いたい電気製品のワット(W)数を確認しておいたほうがいいです。

例えば、ケトルを使うにはだいたい1200Wほど必要なのですが、900Wまでしか対応していないポータブル電源を購入してしまったら、使えません。
熱を生み出すような電気製品はワット数が高いので注意が必要です。

ANKER – SOLIX C1000のように1500W~2000Wくらいまで対応できると、ほとんどの電気製品は使えそうです。
(1500W以上の電化製品を挙げると、キッチンに設置するタイプのIHクッキングヒーターや、室内に設置するタイプのエアコンくらいです。)

ただし、同時にW数の高い電気製品を使う際には不足する可能性もありますね…。
もっと大きなポータブル電源にすればそれも解決できますが、その分でかく重くなるので、バランスを考えながら選ぶと良いと思います。

長くなりましたが、今回はこのへんで!

あ、ANKERのソーラーパネルも購入したので、今後そちらもレビューしようと思っています。

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もくじ