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オリジナルのBMXペグを作っていただきました!

先日、「LAL BMX PRODUCTS」さんにペグを作っていただきました!

(※PRは頼まれていません)

僕がずっと欲しいと思っていた、「握るための細長いペグ」です。

これを製作するまでの話や、完成してみて感じたこと・改良したい部分などを書いておきます。

動画で見たい方はこちら

もくじ

LAL BMX PRODUCTS

「BMX boze の和田アツシさん」と言えば、知っている人も多いのではないでしょうか?

昔、KOGという大会の映像をどこよりも早くアップしてくれていた、あのBMX bozeの管理人のアツシさんです。

そのアツシさんが立ち上げたBMXのインディーズブランドが、「LAL(ラル) BMX PRODUCTS」です。

現在色々と準備中のようなので、あんまり突っ込んだ話はできないのですが、BMXのプロダクトを設計からやっていらっしゃるようです。

僕が今回作っていただいたペグも、サンプルというか、プロトタイプのようなものです。

LALさんは、基本的にはオーダーメイドを請け負っているブランドではないので、ご注意ください。

欲しかったペグ

僕が長い間欲しがっていたペグは、

握りやすいペグ

でした。

フロントトリックをほぼ全くやらない という極端な乗り方なので、フロントペグは細長ければ細長いほど良いと思っていました。

そして、手汗がすごいのでグリップテープも巻けるようにしたかったんです。

しかし、今まで製品化されていたペグは、長くても110mm程度。太さは細めでも36~38mmが一般的でした。

「D.O.M PEGS」という、115mm×35mmというめっちゃ細長いペグもあったのですが、すぐに生産されなくなってしまったので入手できなくなりました。

それと、結局のところペグにローレットがあると、グリップテープを巻いた時にずれてしまうんですよね。

なので、「ローレットが無くて細長いペグがあったら最高なのに…」とずっと思っていました。

アツシさんに依頼

1年前くらいから、TYLERでアツシさんとお会いすることが増え、今回のペグ製作の話に繋がりました。

ちなみにアツシさんと初めて会ったのは、僕が高校生の頃なので、15年以上前だと思います。笑
たしか当時、池袋で会ったのが初めてだったような…。
15年以上経ってこういう縁があるなんて、面白いですね。

で、僕はCADなどを扱えないので、理想のペグのイメージをラフな図面で書いてアツシさんに送りました。
その後アツシさんがCADで設計図に起こしてくださった という感じです。

依頼した形状・素材

今回依頼した形は、「直径34~36mm、長さ155mm」です。

一般的なペグの長さは、100mm~110mmです。
155mmはめちゃくちゃ長いですね。1.5倍近い長さです。

最初は130mmくらいで依頼をしようと思っていたのですが、
「いや、一回極端に長くしてみて、その後で短く調整していったほうが早いんじゃないか?」
と思ったので、155mmという長さにしました。
わざと「やり過ぎ」を狙いました。

素材

素材は、
本体:7075アルミ
キャップ:ナイロン PA66

です。

本体もナイロンにしてしまってもよかったかな…と思っているのですが、細長い形状なので強度も心配で、念のためアルミにしました。
キャップは、今までの経験から見て、アルミよりもナイロンのほうがケガをしにくいと思ったのでナイロンにしました。

キャップの先端に穴を空けたほうが整備がしやすいので最後まで悩みましたが、指が入って怪我をするリスクを考えたら、キャップの穴は無しのほうが良いかな~、と判断しました。
(まだ悩み中ですが)

重量

重量はキャップ込みで1本 146gとなりました。

グリップテープを巻くと1本 150g以上になります。

そこそこ重いですが、長さが普通のペグより1.5倍くらいあると考えれば当然の重量ですね。

僕はフロント側に軽いパーツを使うようにしているので、そっちでカバーできているかなと思います。

ぶっちゃけigiのペグから替えてみて、「重くなった」とは感じませんでした。

使用感

使用感としては、

めっちゃ乗りやすくなりました

ほんとに感動しました。

ペグが細長くなるとこんなに違うのかと。

まず、いつも痛くて仕方が無かった指の関節への負担が減りました。

おかげで、練習を諦めていた技にまた挑戦できるようになり、めちゃくちゃ嬉しかったです。

そして、やっぱり細身なので握りやすいですね!

直径34mmのペグにグリップテープを巻いて、だいたい35~36mmの太さになっています。

前に使っていたペグと比べると4mmの差ですが、4mmでもかなり細く感じます。

そして、今回作ったペグはローレット無しでつるつるなので、グリップテープもズレにくいのが良いですね。

あと、両手でペグを持つ技は、全体的にやりやすくなりましたね。
やっぱりペグが長い分、少ない力で車体をコントロールできます。

総じて、かなり乗りやすくなりました!

反省点など

今回作ってみて、色々と気が付いた点がありました。

長さ

長さに関しては、今回はわざと「やりすぎ」なくらい長くしたのですが、
やっぱりもう少し短くてもいいかなと思いました。140mmとか。

一応、155mmの長さで都合が悪いことはなかったんです。
長すぎて体に引っかかるとか、そういうことも無かったです。

じゃあなぜ、少し短くしようか考えているかというと、見た目と重さの問題です。

やっぱり、細長いペグってちょっとカッコ悪くなりがちなんですよね…
なので、もう少し短くして見た目を良くするのもありかなと。

ただ、「見慣れたら変だと思わなくなる」という現象も考えられますよね。笑

例えば、キャップ式のペグが初めて発売された当時は、「キャップ付きのペグってあんまりカッコよくないな」なんて思ったこともありました。
しかし、今は抵抗なく普通に使っています。

なので、細長いペグも見慣れてきたら普通に見えるのかなぁ、なんて思っています。

本当に悩ましい問題です。

シャフト径

シャフトが入る部分の径を、今回は14mmで製作しました。

14mmにしておけば、シャフトが14mmでも10mmでも使えるからです。
(10mmの場合は14mm→10mmの変換スペーサーを入れる)

しかし、そもそもこのペグは大量生産用に設計したわけではなかったので、10mmでよかったな…。と思いました。
僕はこのペグをフロントでしか使わない予定で、シャフトも10mmしか使っていないので。

製品化する予定が立たない限りは、ペグのシャフト穴も10mmにしようかと思います。

太さ(直径)

直径は全体のほとんどが34mmで、端の方は36mmにしてあります。
これは、グリップテープを巻くためです。

しかし、2mmの差だとちょっと少ないと感じたので、次回は4mmの差をつけて36mm・32mmにするのもありだなーと思っています。

その他

その他、細かい点は色々改良したいのですが、おおむね満足のいくペグができました!

本当に嬉しいです。自分の理想がこうやって形になるのは興奮しますね~!

まとめ

こんな感じで、LAL BMX PRODUCTSさんのおかげで理想のペグが手に入りました!

改良版も作る予定なので、もう少しこのペグを使って様子を見て構想していこうと思います。

需要があれば、もしかしたら製品化の話も出るかも…?
(LALさん次第ですが)

今後も進展があれば紹介していきますので、お楽しみに!

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