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夏のタイヤのバーストについて

YouTubeのコメント欄で、夏場のバーストについての話題が出たので、気になって色々考えてみました。

特に夏場はバーストが多いと言われていますね。

気温の変化で気圧が変わるんだろうと思ったので、
”夏場の一日の気温の変化でどのくらいタイヤ(チューブ)の気圧が変化するか”というのを計算してみました。

結論は最後に書いてあります。
結果だけ知りたい方は目次から飛んでください。

もくじ

考え方

条件

まず、考える条件を整えておきます。

  • タイヤの限界気圧 125 psi とする。
  • 1気圧 = 約14.7 psi = 約 101kpa とする。
  • 最低気温23℃から、最高気温35℃くらいとして考える。

こちらのサイトで、温度変化による気圧の変化が計算できるので、利用させていただきました。(「自転車探検!」様)

あわせて読みたい
自転車タイヤの温度変化による空気圧変化 - 自転車探検! 自転車のタイヤの空気圧が温度によってどのように変るか計算できる計算器。

実際に計算

気温:23℃、空気圧:859 kpa(約125psi)から、気温:35℃になった場合。

空気圧は898 kpaになるようです。(=約130 psi)

 

・・・え?

たった 5 psiの上昇でバーストするか?
なんかおかしいな。計算が間違ってたかな?

そう思って考え直しました。

条件の見直し

そもそも気温の設定が間違えていたかな?と感じたので、考え直しました。

「車内で保管していてバーストした」という話だったので、真夏の車内の温度を調べました。

なんと、外気温35℃のときは、社内の温度が70℃~80℃にまで達することがあるそうです!

まじかよ….。

試しに70℃までの上昇で計算してみます。

23℃ → 70℃ の気温変化の場合

変化後の気圧は、

10気圧(147 psi)!!

80℃だと150psiを超える計算でした…。

そりゃバーストしてもおかしくないかも。

その他の要因

とまぁ計算してみましたが、これはあくまでも計算上の話です。

他に考えられるのは、

  • チューブ、タイヤ、リムテープの劣化、損傷
  • 取付けの不備
  • 商品としての耐久性

このあたりもバーストに関わってきそうですね。

まとめ

ざっくりまとめると、

真夏の車内にチャリを放置すると、最大で

8.5 気圧 → 10.3 気圧
125 psi → 150 psi

になる可能性がある。

という感じですね。

 

対策

対策としては、

  • チャリを車内に保管しない
    (家や駐輪場に置く)
  • 練習後に少し空気を抜いて、乗る前に入れる

こんな感じですかね。

すっきりしました。

もくじ