フロントフォークについて
この記事では、フロントフォークについて書いていきます。
エンド / end
フォークエンドとも呼ばれます。
フレームのリアエンドと同様に、ホイールのシャフト(軸)を取り付ける部分です。
オフセット(突き出し) / offset
エンド部分の突き出しを”オフセット”と呼びます。
オフセットはフラットランド用では0mm(オフセット無し)~15mmくらいの商品が多いです。
ストリート用だと15mm~33mmくらいの商品があります。
(オフセットが短い方がクイックな乗り心地になるようです。)
トリックへの影響
僕はフロントトリックをあまりやらないので、トリックへの影響は正直なところわかりません。
オフセットが大きかったとしても、足をのせるペグの位置がホイールの軸からずれるわけではないので、バランスの取りやすさは変わらなそうなイメージです。
ただ、バーが180°回転している状態でトリックをする時にオフセットが大きいと、フロントがかなり手前に来てしまうのかなー、とも思います。
フロントライダーの方に聞いてみないとわかりませんが…。
参考にならずすみません。
なんにせよ、オフセットが15mmより大きいフロントフォークを使っているライダーは少ないですね。
オフセット0mmを使う人が多い印象です。
エンドの段差
このエンド部分の潰しが滑らかでないと、ペグに足をのせた時に足が当たって痛いです。
ストリート用のフロントフォークはエンド部分の段差があるものが多く、フラットランド用は段差が無く滑らかになっているものが多いです。
エンドのシャフト径
シャフトは10mm(3/8inch)対応のものがほとんどです。
14mmのものは見たことがないので、この点はそこまで気にしなくていいと思います。
ヘッドセット / head set
フロントフォークは、フレームのヘッドチューブ部分に差し込む形で組み立てられます。
ヘッドチューブには”ヘッドセット”と呼ばれる、ベアリングが内蔵されているパーツをはめ込むことで、フロントフォークがスムーズに回転できるようになっています。
このヘッドセットにはいくつか規格があるので、フロントフォーク・フレーム・ヘッドセットの3つの規格を合わせる必要があります。
ただ、現在は「インテグラルヘッドセット(インターナルヘッドセット)」が主流になっていて、ほとんどの商品がこの規格のものです。
なので、購入するときは「インテグラルヘッドセット(インターナルヘッドセット)」であるかどうか確認するだけでいいと思います。
コラム / steerer
上の画像の部分を”コラム”や”ステアリングコラム”と言います。
(英語表記だと”steerer”のようですが、詳しくはわかりません。)
長い場合はコラム上部をカットすることもあります。
ただ、コラムの上部内側にはトップキャップを締めるためのネジが切ってあるので、切り過ぎるとボルトが固定できなくなる恐れがあります。
そのあたりはショップの人など、詳しい人に聞いた方がいいです。
僕はコラムをカットするのが怖かったので、代わりにヘッドスペーサーを入れています。
レッグ , ブレード / leg, blade
上の画像の部分は、レッグまたはブレードと呼ばれます。
が、BMXではあまりレッグがどうこうとか、ブレードがどうこうとか聞くことは少ないですね。
おそらくロードバイクなど、他のジャンルの自転車で話される部位だと思います。
クラウン / crown
2つのレッグ(ブレード)が上で合わさる部分を”クラウン”と言います。
BMXではあまり馴染みのない言葉です。
MTBなど、他のジャンルの自転車で使われる言葉だと思います。
ブレーキ台座 / brake mount
ブレーキ台座は、一体型のもの、付いていないもの、脱着式の3種類があります。
無難なところでは、脱着式がおすすめです。選択肢が増えるので。
ブレーキ台座一体型のフォークで、フロントブレーキを外した場合、当然台座が残ったままになるんですが、これが足に当たったりすると痛いです。
実際に僕も経験があるんですが、リアトリック中に膝がフロントフォークの台座に当たって痛い思いをしました…。
かといって台座をカットするのも面倒なので、そのまましています。
ブレーキ台座は脱着式が便利です。
フォークトップボルト / fork top bolt
トップボルト・フォークキャップ・ヘッドキャップ・トップキャップ…..など、色々な呼び方がされています。
ステムやヘッドセット等を固定する役割があります。
この写真のような、スパナで回すタイプのキャップもありますが、6角アーレンキーを上から差し込んで回すタイプもあります。
個人的には、6角アーレンキーで回せるタイプの方が、持ち歩く工具が少なくて済むので好きです。
フロントフォークを買うと付いてくることがほとんどですが、念のため購入の際はトップボルトが付属しているかどうか確認した方がいいです。
重量 / weight
フラットランド用のフロントフォークはは、850g~900gくらいのものが多いです。
ストリート用はもう少し重く、900g~1,000gが多いです。フラットランドより乗っているときの衝撃も大きいため、強度を上げているんだと思います。
価格
10,000円~25,000円くらいの商品が多いです。
フロントフォークを選ぶポイント
フラットランドの話になりますが、フォーク選びのポイントは以下の5点です。
このあたりが自分に合うものを選ぶといいと思います。