そもそもどうやって習得してるのか?

基本的には、最初トリックを習得するまでは、ひたすら地味〜〜〜な練習から始まります。
「補助輪なしの自転車をこげない子供が、練習して補助輪なしで漕げるようになるまでの練習」と同じだと思っています。
あとは、けん玉の技とか、鉄棒の逆上がりとか、そういうのを覚えていく過程に似ていますね。
少しずつ体で覚える感じ。
自転車を漕ぐ時に、「左に傾いたら重心をこっちに寄せて…」といちいち考えて乗らないと思います。
体で覚えるしかないです。
なので、「教えてもらったらできる」「コツがわかればできる」というものではないです。
僕がBMXを始めた頃は、トリックの解説が載っている本やDVDを見て、家の前の道路で練習してました(笑
今ならスマホで見れるYouTubeがお手軽ですね。
ただ、最初の頃は、「上手い人の動きを見ても、すごすぎて、なんもわかんねー…。」
という感触でした。笑
あと、DVDや本でトリックの形や動作を頭に入れて、
「お!いける気がしてきた!」
と感じていざ挑戦すると、
「え、体もチャリもあんな風に動かないんですけど。無理。。」
という有り様。
あるあるだと思いますが。笑
上手くなる近道はあるのか?
なんにせよ、地道な反復練習は最低限必要なんですが、
手っ取り早いのは、”できる人に教えてもらう”ことです。
もちろん、教えてもらってすぐできるものではありません。
ただ、上手い人に教えてもらったポイントを頭に叩き込みながら練習した方が、何も無しで練習するより上達が早いと思います。
(上半身はこっちに向けたほうがやりやすいよ とか、重心はここだよ とか、肘はのばして とか。)
しょっちゅう一緒に乗れる環境なら、上達具合をチェックしてもらえるので最高ですね。
僕はBMXを始めたばかりの中学3年生の頃、人見知りだったので他のライダーに会いに行くのが怖くて、
「下手なのが恥ずかしいから1人で練習して、ある程度上手くなったら誰かと乗るようにしよう!」
と思っていました。結果的に、これが良くなかったです。
それからしばらくして、色々な人と一緒に乗るようになり、上手い人に教えてもらって…とやっていたら、上手くなるスピードが速くなりました。
1人で乗っている時と全然違う成長ができました。
「うわ、最初から他のライダーに会いに行けばよかったじゃん…。」と後悔しました。笑
スクールについて

一応、BMXのスクールというのもあります。
スクールといっても、一般的にイメージされる「スイミングスクール」みたいなちゃんとしたスクールはまだまだ無い状況です。
無料や1回500円~1,000円くらいのスクールが多い印象ですね。
僕はBMXを始めたばかりの頃は行ったことがなかったので、スクールに行った方が上手くなるかどうか、というのはよくわかりません。
ただ、1人で乗るよりは良いと思います。
だいたい講師はプロレベルの人がやってますから、技も綺麗です。
メジャーなスポーツと違って、世界トップクラスの選手に意外と簡単に会えたりします。
雰囲気も良くて気軽に参加できるスクールばかりだと思います。
親子で参加してる人がいたりとか。
ライダーとの交流
上達するためにも、楽しむためにも、初めの頃から(初めの頃は特に)他のライダーの人たちとは交流した方が良いと思います。
ライダーが多いと普通は相手も嬉しいもんです。

BMXライダーって、最初交流するまでは「やんちゃな人・怖そうな人」のイメージがあったんですが、みんな優しい人ばっかりで驚きました。笑
なので、心配せず交流して行っていいと思います。
僕自身、BMXのおかげで人見知りもある程度直りましたし。
SNSで知り合う という方法も。
今の10代、20代は、SNSで知り合った人とコミュニケーションを取って、その後会うのは普通のことになっていますよね。
なので、SNSから近場のライダーを探してコンタクトを取ってみるのもいいと思います。
僕は2018年に、ハワイで現地のライダーたちと乗りました。
井谷さんというプロライダーに教えてもらった、現地のライダーの1人、Bobbyにインスタのダイレクトメールを送り、現地で会いました。

海外で、日本人は自分だけで、外国人ライダーたちの輪に入っていく、
というのはこれが初めてでした。
昔の自分だったら到底行動に移さなかったでしょうが、「面白そうだし、なんとかなるだろ。」と楽観的に行ったのが結果的に良かったです。
と、これは海外の例でしたが、SNSで繋がって会いに行く、というのもそんなに難しいことではないですし、嫌がる人は少ないと思います。
僕も知らないライダーからメッセージもらったら嬉しいですし。
ライダーと繋がると、お互いに情報交換ができたり、ライバル意識が出たり、教えてもらって速く技が習得できたり、と良いことばかりです。
昔の僕のように引きこもると本当にもったいないです。笑
まとめ
色々なライダーと交流した方が、楽しみ方が広がると思います。
マニアックなトリックをする人、メンテナンスのことならなんでも分かる人、海外の情報に強い人、BMX以外のストリートカルチャーでつながりの多い人…
などなど、刺激を受けることばかりです。
僕はボランティアの手伝いをしていた時期もありました。
知り合いのプロライダーの方から、「人手が欲しい」という話が来たので手伝うようになりました。
小学校の子たちに自転車の交通安全指導をするボランティアです。

その繋がりで、最初の就職先を紹介して頂いたりと、思わぬ縁もありました。
本当にBMXの交流を通して色んなことが起きて楽しめているので、ぜひ早めに他のライダーと接点を持っておくことをおすすめします。
この記事は以上で終わりですが、何か聞いてみたいことなどがあれば、インスタのDM等で聞いてみてください。