最近増えてる「TPUチューブ」のパンク修理方法について
最近、TPU素材の超軽量チューブが増えていますよね。
TPU=「ポリウレタン系熱可塑性エラストマー」もしくは「熱可塑性ポリウレタン」
↑ LUCKY12 – RACE FORMULA(RideNow – RACE FORMULA?)
↑※BMX用ではないようです。サイズも20×1.50までとなっているので、使用される場合は自己責任でお願いします。
オレンジ色の「TUBOLITO」も使っている人が多いですね。
このあたりのチューブはゴム製ではないので、普通のパンク修理パッチ(ゴムのりを使うタイプ)が使えないそうです。
で、どうやったらパンク修理ができるのか気になったので、調べて実践してみました。
TPUチューブのパンク
「TUBOLITO」のパンクの話はよく聞きます。
穴が空くというよりは、思い切り裂けたり、バルブの根元からパンクしたりするのが多いようです。
さすがにそこまで酷いパンクだと直せないと思います。
この記事で紹介するのは、小さい穴が空いた場合の話です。
実は先日、ちょうど僕が使っているTPUチューブに穴が空いてパンクしてしまいました。
(タイヤにトゲが刺さっていたせいでした。)
このように小さい穴だったので、
「なんとか直せないかな?」と思って調べました。
すると、
・瞬間接着剤で直す
・イージーパッチで直す
という2つの方法を見つけました。
瞬間接着剤で直すのは、「大丈夫かな?」と心配になったので、
もうひとつの”イージーパッチで直す”方法をやってみることにしました。
イージーパッチというのは、Panaracerから発売されているパンク修理パッチです。
通常のタイプと違って、ゴムのりが必要ありません。
(「ブチル、ウレタン、ラテックスチューブに使用可能」らしいです。)
ちなみにほかのメーカーからも同じような商品が出ていて、
「SCHWALBE(シュワルベ) – グルーレスパッチ」
「Park Tool(パークツール) – GP-2C」
などもあるようです。
こちらもTPUチューブに使えるようですね。
TPUチューブにイージーパッチを貼ってパンク修理してみた
↑これがイージーパッチです。
ただの半透明のシールに見えます。
けっこうペラペラなので、初めて使ったときは心配でしたが実際は強いです。
↑イージーパッチを貼った様子。
接着力は全く問題なさそうです。
端もしっかりとくっついていて、剥がれそうには見えません。
そして、BMXのタイヤにセットして空気圧80psiまで入れました。
2時間ほど乗りましたが、問題ありませんでした!
引き続き経過を見ていきます。
まとめ
TPUチューブは、ゴムのり不要タイプのパッチでパンク修理ができました。
TPUチューブについて
BMXでもTPUチューブを使う人が増えていますが、
「TUBOLITO」のパンクの話は結構聞きます。
まあ、単純に使用している人が多い可能性もありますし、
チューブの入れ方、タイヤのはめ方が悪い、という可能性もあるかもしれません。
一応僕が使っている「LUCKY21 – RACE FORMULA」は、今のところ変なパンクはありません。
(2023年8月現在、メーカー名が「LUCKY21」から「RideNow」に変わっているかもしれません。)
BMXサイズ(20インチ)のTPUチューブは30g~80gくらいと、かなり軽量です。
ただ、強度は普通のチューブに劣る可能性があるので、「無理に軽量化しなくてもいい」という人にはオススメしません。
「軽量化したい!」という人にはオススメできます。
↑※BMX用ではないようです。サイズも20×1.50までとなっているので、使用される場合は自己責任でお願いします。
25gと、かなり軽量!
↑BMX用で、20×1.5~2.5に対応。
TPUチューブには珍しいアメリカン(米式)バルブ。重量は約80gのようです。
↑こちらは初めて見たのですが、20×1.5~2.4まで対応していて、「BMX用」のようです。
こちらも30gと、かなり軽量!
ゴムのり不要のパッチについて
ゴムのり不要のパッチで、現在僕が確認できたのは以下の商品です。
- Panaracer(パナレーサー) – イージーパッチ
- SCHWALBE(シュワルベ) – グルーレスパッチ
- Park Tool(パークツール) – GP-2C
もちろんこれらは、TPUチューブではない普通のゴムのチューブにも使えます。
普段から僕も愛用しているのでおすすめです。
ゴムのりって長期間保存していると固まってしまうことが多くて嫌だったので、
ゴムのり不要タイプのパッチは管理しやすくて嬉しいですね。
では今回はこのへんで。
また新しい発見などがあれば発信していきます!