Ankerのポータブル電源「Solix C1000 Portable Power Station」を1ヵ月ほど使ってみたレビュー。
今回は、「Anker Solix C1000 Portable Power Station」というポータブル電源のレビューをします。
(以下、「Solix C1000」と呼びます。)
以前こちらのブログで「Solix C1000」と「EENOUR TAW35(ポータブル冷蔵庫)」のレビュー記事を投稿しました。
ただ、以前の記事では軽く触れただけだったので、今回の記事でもう少し深掘りしたいと思います。
ちなみに、先に購入後の感想から言ってしまうと、
買ってよかった!!
というのが本音です。
Anker Solix C1000 スペック
【スペック】(公式サイトより引用)
・サイズ:約37.6 x 26.7 x 20.5cm
・重さ:約12.9 kg
・出力:1500W(最大2000W)
・容量:1056Wh(330000mAh)
・充電時間:最短 約58分(超急速充電モード設定時)
・バッテリータイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池
・カラー展開:ダークグレー、ブラック、ベージュ
(※2024年6月時点の情報です。)
価格は139,900円(税込)です。
僕はAmazonのセール中に購入して、99,900円(税込)でした。
結構頻繁にAmazonなどでセールをしている印象です。
1500Wの出力に対応しているので、ほとんどの家電が使えます。
(ワット数の高いドライヤーやケトルでも1200Wがほとんど。)
この「Solix C1000」よりコンパクトなポータブル電源だと、900Wまでしか対応していなかったり、500Wまでだったり、少し心もとない印象です。
1500Wまで対応していると、停電時にも安心できますね。
(※SurgePadという高出力対応の機能を利用すると、最大で2000Wまで対応できます。)
Anker Solix C1000 外観
ACポート(コンセントを挿すところ)は6か所あり、一番右が2000Wまで対応の「SurgePad」が使えるACポートになっています。
車で使われているシガーソケット(カーソケット)の差込口が1つあります。(120W)
あとはUSB タイプCが2つ(100W, 30W)、USB タイプAが2つ(12W, 12W)です。
上部にある横長の白い棒状の部分は、ライトが点きます。(3段階の明るさ)
ディスプレイでは、
・バッテリー残量
・現在の出力W数、入力W数
・現在の出力であと何時間使えるか
などの情報を確認できます。
どの家電が、どれくらいの時間使える?
「冷蔵庫はどのくらい使える?」
「ヒーターはどのくらい使える?」
こういう疑問もあると思うので、家電ごとにどのくらいの時間使えるのか、まとめておきます。
- iPhone 15充電:約65回
- 扇風機:約18時間
- ポータブル冷蔵庫:約19時間
- 電気ケトル:約0.9時間
- 小さい炊飯器:約4.8時間
- 電気毛布:約14時間
- ノートPC充電:約17時間
- テレビ:約8.5時間
- 電子レンジ:約1時間
- ミニヒーター:約1.8時間
- ドライヤー:約0.8時間
※ANKERの公式サイトより引用。
※製品によってワット数が変わるので、あくまでもざっくりの目安です。
だいたい↑の一覧のような感じです。
実際に使用してみましたが、上の表の通りでした。
やっぱり熱を生み出すような家電は、使える時間も短いですね。
(ドライヤー、ヒーター、ケトルなど)
僕が実際に使ってみたのは、
・ポータブル冷蔵庫(35リットルサイズ)
・電気ケトル(1200W)
・ドライヤー(1200W)
このあたりです。
ポータブル冷蔵庫は、一日中使えました。
(ざっくりですが、朝から夕方まで)
ドライヤーは5分くらい使って、バッテリー約10%の消費でした。
電気ケトルは、88℃のお湯を300ml沸かして、バッテリー約7%の消費でした。
ドライヤーはバッテリー残量がぐんぐん減っていくので気を付けたほうがいいですね。
電気ケトルに関しては、何度も何度もお湯を沸かさなければ、気になるほどの消費ではなさそうです。
例えば「キッチンカーで、お客さん相手に何度もお湯を沸かさないといけない」というシーンを想定するとさすがに厳しそうです。
熱を発生させる電化製品を除けば、かなり安心して使える容量のバッテリーだと思いました。
使用シーンを考えてみた
「このポータブルバッテリーで何が実現できるか?」
というのを軸にして考えてみました。
BBQ、キャンプを快適にする
BBQやキャンプでは大活躍するでしょう。
- 扇風機、ポータブルクーラーで涼む。
- ポータブル冷蔵庫と組み合わせて、ビールなどの飲み物をキンキンに冷やしておく。
- 電気ケトルでお湯を沸かして暖かい飲み物を楽しむ。
- 電気毛布やヒーターを利用して暖を取る。
- ノートPCの電源にもなるので、急な仕事が入っても対応できる。
- カメラやケータイの充電もできて、バッテリー切れの心配が無い。
こんな利用方法が考えられますね。
ちなみに僕は、「外でアイスコーヒーを楽しみたい!」と思ったので、
ポータブル冷蔵冷凍庫を外に持っていき、SOLIX C1000から電源を取り、ケトルでお湯を沸かし、急冷式アイスコーヒーを楽しみました。
外で飲むアイスコーヒーはまた格別でした!
アウトドアが快適になることは間違いなしです!
冷凍・冷蔵食品の買い物のお供に
これはポータブル冷蔵庫ありきの話になってしまいますが、
ポータブル電源とポータブル冷蔵庫を車に乗せておくと、冷凍食品などの買い物をした後でもゆっくりと過ごすことができます。
冷凍食品を買った後って、普通は「早めに帰らなきゃ溶けちゃうな」と考えて寄り道ができないものですよね。
しかし、車にポータブル電源とポータブル冷蔵庫があると、気にせず移動できます!
ちなみに僕は「ANKER SOLIX C1000」と「EENOUR TAW35(冷凍冷蔵庫)」を持って遠方まで行ったことがありますが、朝から夕方まで車で外出していても氷を溶かさずに持ち歩けました。(外気温25度くらいの日)
冷凍食品や海鮮などを運ぶ時にも役に立ちますね!
コンセントが無い環境で電動工具が使える
以前、僕がBMXを練習しているスケートパークの床面を洗浄する際に、SOLIX C1000のおかげで高圧洗浄機を使うことができました。
この広場には電源が無く、「手作業で洗浄するのは無理があるな…」と思っていました。
「ポータブル電源があると、こんなこともできるんだな~」と感動した一例です。
長時間のカメラ撮影で電源が使えない時も安心
僕は映像の撮影を仕事で受けることがあるのですが、前に「電源を引っ張ってくるのが難しい」と言われた現場がありました。
(色々な条件で、コンセントから延長するのが厳しかったそう。)
長い時間カメラを回さないといけない現場だったので、「バッテリー持つかなぁ…」とハラハラしました。
何とかバッテリーは足りたのですが、こういうシーンでポータブル電源があったらめちゃくちゃ安心できますね。
「火気厳禁」の場所で利用する
公園などの広場の中には、「火気厳禁」の場所も多いと思います。
「お湯を沸かしたい」「鉄板で食べ物を焼きたい」なんて時に、ポータブル電源があれば火気厳禁の場所でも利用することができます。
防災グッズとして
停電時など、家の電気が使えなくなってしまった時にこれが1台あると安心できますね!
ANKER SOLIX C1000は定格1500Wまで対応しているので、ほとんどの家電が動きます。
(冷蔵庫・電子レンジ・ドライヤー・テレビ 等)
エアコンは、エアコンの設定によっては1500Wを超える場合もあるようですが、基本的には1500W以内で使えます。
というわけで、停電しても1日くらいはなんとか過ごせそうなバッテリー容量ですね。
(防災として考えるなら、ソーラーパネルがあるとより安心です。)
余談
「Anker Solix PS200 Portable Solar Panel」というソーラーパネルも購入しました。
「このソーラーパネルを使用してSolix C1000をどのくらい充電できたか」という内容も今後書いていこうと思います。
それでは。